今日は私が取得した資格、ファイナンシャルプランニング技能士3級と2級の勉強法についてお伝えしたいと思います。
私は2015年に3級、2016年に2級を受検したのですが、両方とも1回の受検で合格することができました。
最近、WEBライターさんのスキルアップ資格としても見かけることもあり、効率よく資格取得するための勉強のポイント等をお伝えできればと思います。
- これからファイナンシャルプランニング技能士の資格に挑戦しようと思っている方
- FP資格の受検を検討している方
- お金に関する資格や勉強に興味のある方
ファイナンシャルプランニング技能試験とは
ファイナンシャルプランニング技能試験とは、厚生労働大臣の指定を受けた試験実施機関(NPO法人 日本FP協会と、一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)の2団体)が行う国家検定です。
試験は学科試験と実技試験で行われ、2級と3級は毎年3回(5月・9月・1月)実施されています。
私がこの資格を取得しようと思った理由
まず最初に3級を受検したのですが、3級は当時働いていた生命保険会社で取得がほぼ強制となっていたという単純な理由です。
3級合格後せっかく資格を取るならやはり上の級まで目指したいと思い、2級は自分で申し込みをし、独学で勉強しました。
2級合格後、日本FP協会認定資格である、AFPの資格を取得しました。
2級以上のFP技能検定に合格するとAFP認定を目指す場合、短期間の通信講座で研修を修了することができます。
使用したテキストについて
まずテキストについてですが、3級は会社でテキストが配られたのでそれを使いました。
参考にならず、すみません…。
2級のときはAmazonでレビューを見比べたり、本屋さんでパラパラと立ち読みしたりして、こちらのシリーズのテキストを購入しました。
結果、正解だったと思っています。
2022-2023年版 みんなが欲しかった! FPの教科書2級・AFP [ 滝澤 ななみ ] 価格:2,090円 |
問題を解きながら進めることができ、解説もイラストを交えてわかりやすく工夫されています。
実技試験にも対応しているので、これ1冊で対応することができました。
また、巻末に問題の解答と解説が載っているのですが、その部分が別冊として簡単に取り外せるようになっていたので便利でした。
問題と解答を横に並べて見比べながら学習することができます。
同じシリーズで問題集も出ていますが、私はなるべく出費を抑えたかったので問題集は購入しませんでした。
あと、テキスト購入時に気を付けてほしいのが、テキストは最新版を用意するという点です。
私は合格後に使っていたテキストをほしいという方がいたので人に譲ったのですが、毎年法改正により出題内容に変更が出るので、きちんと最新版を購入することをおすすめします。
試験問題の法令基準日についてはFP協会ときんざいのホームページに載っていますし、販売されているテキストにはいつの試験に対応しているか明記されていますので確認してみてください。
学習のポイント
学科試験
私がこの受検対策として行った学習法は、テキストを一通りざっと取り組んだあと問題を繰り返し解くというシンプルな手法です。
学科も実技も、とにかく問題を多く解くことが重要だと思います。
研修講師時代にどうしたら合格できますか?と聞かれたことがありましたが、その時もこのように「とにかく過去問等にひたすら取り組みましょう」と答えていました。
私はFP協会ときんざいのホームページに過去問が載っているので、移動中などの隙間時間にスマホで見て取り組んだりもしていました。
ちなみに、この過去問はpdfが無料でダウンロードできるようになっています。
最近は無料で学習できるアプリなんかも登場しているようなので、そちらに取り組むのもおすすめだと思います。
また学習のポイントとしては、得意科目はじっくり時間をかけて取り組み、苦手な科目はそこそこでという点です。
というのも、特に学科試験は幅広い知識が求められます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
こちらの6分野についてそれぞれ配点10点、合格点が全問60点満点で36点以上(得点率60%以上)となっているため、得意な科目で高得点が取れれば苦手な科目をカバーすることができるのです。
例えば苦手な2科目が3点しか取れなくても他の4教科が8点以上だったら、38点以上となります。
本気でわからないところに時間をかけるよりは、この方が効率が良いのです。
ちなみに私は「金融資産運用」と「不動産」の分野が苦手だったため、諦めましたが合格できしました。
実技試験(生保顧客資産相談業務)
実技も学科と同じように過去問をどんどん解きましょう。
むしろ、学科より繰り返しの取り組みが重要だと思います。
なぜなら実技問題はパターン化されているため、それに慣れるというのが非常に大切だからです。
パターンを覚えてしまえば、本番も問題文をじっくり読まなくても、この計算式にこの数字を入れてと問題文を見ただけでスラスラ解けるようになりますよ。
また、難易度としては学科よりも実技の方が簡単だと思いました。
ちなみに私が受験した科目は、「生保顧客資産相談業務」でしたが他の科目でも同様の傾向なようです。
まとめ
私が受検したのはだいぶ前になりますが、2022年3月まで研修講師として働く中でこれから受検する研修生にアドバイスもしてきました。
最後にポイントとしてまとめると、
- とにかく過去問を解く!
- 得意科目はじっくり取り組み、苦手な科目はそこそこで!
というこの2点です。
ある程度学習時間をおさえれば必ず合格できる試験だと思いますので、隙間時間を活用するなどして効率よく学習していきましょう!